キルギス政府はセメントコンクリートの国内需要を拡大するために、2009年にキルギス南部に年間100万トンを生産可能なセメント工場を建設し、国内へのコンクリート舗装の導入を検討している。セメントコンクリート舗装の中でも、転圧コンクリート舗装（RCCP）は初期建設コストが安く、重交通道路以外では、交通荷重に起因する損傷も比較的少ない。そのため、維持管理費用を含めたライフサイクルコストが低く抑えられることから、重交通道路以外の路線延長の長いキルギスにおいて転圧コンクリート舗装を実施する意義は高い。 本プロジェクトではキルギスにおいて転圧コンクリート舗装が確立した工法となるよう、次の技術支援を行った。 ①転圧コンクリート舗装の技術基準の策定、認証 ②関係組織の役割分担の明確 ③セミナー、パイロットスタディ等を通した技術移転